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懐かし屋

Author:懐かし屋
1963年群馬県に生れる。
懐かしいモノ全般・昭和の時代が持つ独特の雰囲気が好物。

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懐かし屋の思わず遠い目
ちょっとだけ懐かしいモノの昔語り。 記憶のままに書き綴り、気が付けば思わず遠い目。
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ジュブナイル
小学校の高学年頃のこと。勉強はともかく読書は好きだったオイラは学校の図書館にあった国土社の『創作子どもSF全集』を夢中になって読んでいた。全集のタイトルはこんなのだが実はちょいと暗めのテーマが多く優等生タイプの健全な少年少女が読むのには適さない。ちょっとひねた小学生が背伸びをして読むのにちょうどいい内容だったように記憶している。

『孤島ひとりぼっち』矢野徹/作、梶鮎太/画
『砂のあした』小沢正/作、井上洋介/画
『宇宙バス』香山美子/作、小林与志/画
『犬の学校』佐野美津男/作、中村宏/画
『日本子ども遊撃隊』北川幸比古/作、田島征三/画
『消えた五人の小学生』大石真/作、山藤章二/画
『少年エスパー戦隊』豊田有恒/作、藤沢友一/画
『宇宙にかける橋』福島正実/作、石田武雄/画
『あの炎をくぐれ!』光瀬龍/作、石田武雄/画
『おかしの男』杉山径一/作、小林与志/画
『フィルムは生きていた』谷真介/作、赤坂三好/画
『宇宙ヨット旅行』瀬川昌男/作、伊藤展安/画
『遠くまでゆく日』三田村信行/作、菊池薫/画
『ハチュウ類人間』立花広紀/作、木村正志/画
『プラスチックの木』香山美子/作、杉浦範茂/画
『ぼくのまっかな丸木舟』久保村恵/作、中村宏/画
『だけどぼくは海を見た』佐野美津男/作、中村宏/画
『コンピューター人間』桜井信夫/作、斎藤博之/画
『帰ってきたゼロ戦』砂田弘/作、田代三善/画
『シュリー号の宇宙漂流記』今日泊亜蘭/作、斎藤博之/画

中学時代には眉村卓や筒井康隆なんかのいわるゆジュブナイル小説にハマりこんで行くんだけど、そのきっかけはこの国土社の全集だったかもしれないと思っている。
これは学校の図書館にあった本なので、その後はこのシリーズを読む機会も無くなってしまった。そういえば一度だけ、たぶん大学時代に町田市の図書館で数冊の生き残りを見かけたことがあるが、その時は「あー、懐かしいな」 と思っただけだった。

月日は流れ、ネットが様々な情報を運んできてくれるようになると昔のものを片っ端から検索するヘキが身に付き、いつだったかこのシリーズも検索してみた。
やはり、思い入れたっぷりのページがいくつか出てきた。
自分と同じようにこの全集に心を奪われた人々がいる事を確認してちょいと安心しつつ、今度はもう一度手にとって読んでみたくなりお決まりのヤフオクで探してみる。だいぶ昔の本なのでその時は出品されていなかったけど、アラートを仕掛け待つことしばし・・・。玉数は少ないが定期的にこの本が出品されている事を知る。ただし、レア本なので落札価格はかなり跳ね上がってしまう。オイラと似たような嗜好の人が何人かいるってことだな。
ずっとウォッチしていたけど、どうやら一冊10,000円~15,000円くらい が相場のようだ。

う~む。

こうなると考えもんだ。
いくら懐かしいモノが好きだと言っても古本一冊にこの金額を かけるのはちょっとなー。
誰かが背中を押してくれないと踏ん切りのつかない買い物だな。

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